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多くの人が誤解しているネットワークビジネスとねずみ講の違い

最初にお伝えしておくと、私は4年半くらい前まで「ネットワークビジネス=ねずみ講」だと思っていました。

ネットワークビジネス経験者のほとんどは、声をかけた人に「ねずみ講でしょ?」と言われた経験があると思います。

ネットワークビジネスとねずみ講の違いをきちんと説明できない人は、その時点で相手にとって「怪しいビジネスを進めてくる人」になってしまいアウトなわけです。

逆に「ねずみ講でしょ?」と言ってくる相手に「ちなみにねずみ講ってなんですか?」と質問しても明確な回答は返ってこないと思います。

そこには仕組みが類似しているため誤解があるからです。

仕組みを正しく理解しよう

ネットワークビジネスは法律上なんたらで、ネズミ講はどうたらですと説明してもわかりにくいと思いますので、シンプルに説明したいと思います。

まず、一番大きく違うところは、お客さんがいるかいないかです。

ネットワークビジネスはお客さんが存在します。

ネズミ講は金品がやりとりされるだけで、お客さんは存在しません。

もちろんネットワークビジネスはお客さんが存在するので、上の人(アップラインと呼ばれる紹介者)だけが儲かるということもありません。

ダウンと呼ばれるメンバーの人たちでもがんばってお客さんを獲得すればアップラインの売り上げを上回ることも可能です。

しかし、ネズミ講はアップラインに会員費的なお金を上納するだけとか、物を買う代わりにお金を支払うだけなので、当然ダウンラインがアップラインより稼ぐということはありえません。

コンビニなどのフランチャイズをイメージしてください。

最初にオープンした店舗が必ずあとからオープンした店舗より売上が多いですか?

そんなことはないですよね?

あとからオープンした店舗でも、売上を伸ばしているところなんて沢山あります。

企業がこの仕組みを導入すると代理店と呼ばれます。

個人でやるとネットワークビジネスと呼ばれているだけで仕組みはなにも変わらないのです。

なぜネットワークビジネスのイメージが悪いのか?

ネットワークビジネスを伝えると多くの人に「それってねずみ講だよね?」と言われます。

なぜこんなにイメージが悪いのかですが、それはネットワークビジネス自体は合法であり、仕組みも悪いわけではないのです。

しかし、ネットワークビジネスに取り組んでいる人たちのやり方が悪いので、多くの人に誤解をされています。

ネットワークビジネスは多くの人に伝えて自分のダウンラインと呼ばれるメンバーを増やしていく必要があります。

そこで問題になってくるのが、自分が稼ぐためにはメンバーを増やさなければいけないので強引な誘い方をしたり、中には世間の人はネットワークビジネスに嫌悪感や偏見を持っていることを認識しているので、ネットワークビジネスとは伝えずにセミナーに誘ったりするので、相手は騙された!と感じるわけです。

本来、ネットワークビジネスは口コミにより流通を作ることが目的です。

その結果、紹介した人に、流通を作ってくれてありがとうという対価として手数料と呼ばれるお金が入ってくるのです。

残念なことに多くのネットワーカーは自分が儲かることにフォーカスしており、本来の目的を忘れている、もしくは知らないので、こういった強引なやり方がされて多くの人に誤解を与えてしまっているのが現状です。

もうひとつ、多くの人が誤解していることが、ネットワークビジネスは「友達をなくす」と思われていることです。

なぜ、友達をなくすのか?

ここまで読んでくれたあなたはもうわかりますよね?

無理矢理誘ったり、騙してセミナーに連れていけば、当たり前ですが相手は嫌な気分になりますし、一度断ったにもかかわらずしつこく勧誘なんてすれば当然「あいつとかかわるのはやめよう…」となるわけです。

ネットワークビジネスは合法だが簡単に儲かるわけではない

ネットワークビジネスを伝える人の中には「今月○○万円稼いだ…」とか「人を誘うだけで稼げる…」などと夢のある話を持ちかけてきますが、そんなことはありません。

ネットワークビジネスもれっきとしたビジネスです。

ビジネスには信頼関係が必要なわけですから、誘えば儲かるなんてことはありませんし、やらないという選択肢を相手は持っているわけです。

ですから、いきなり何年も会っていなかった人に突然連絡してネットワークビジネスをすすめても断られる可能性も高いですし「久しぶりに連絡がきたと思ったらこんな話がしたかったのか…」と思われてしまうわけです。

これもやり方の問題です。

多くのネットワークビジネスでは、自分のリスト(連絡先を知っている人)に片っ端から連絡して話をしろと言われます。

確かに、人に伝えなければネットワークビジネスで成功はできませんが、やらなければいけないプロセスが抜けているのです。

あなたがまずやらなければいけないことは相手との関係性を良くすることです。

久しぶりに会う人なら尚更です。

まずは会って最近の近況を聞いたうえで、相手にネットワークビジネスを伝えることが相手のためになるかどうかをリサーチする必要があるわけです。

ネットワークビジネスを伝える前にしなければいけないこと

私のようにネットワークビジネスに偏見を持っていた、もしくは現在も持っている人は尚更ですが、まず最低限ネットワークビジネスとねずみ講の違いをきちんと認識して、自分のやっているビジネスは後ろめたいことなんてなにもないということを、確信することからはじめましょう。

もし、あなたがはじめたネットワークビジネスの商材が良いと思っていたとしても、まず確信をせずに「商材はとてもいいんだけどネットワークビジネスっていうのがちょっと伝えづらいな〜」と少しでも思っていたら、あなたが伝える相手にはその少しの迷いは伝わってしまいます。

例えば、あなたがおすすめのラーメン屋があったとします。

その際、友達などにそのラーメン屋を伝えるときに迷いはありますか?

たぶんないですよね?

食べに行った結果、相手が「自分の口には合わなかったな」と言うことはあるかもしれませんが、口に合わなかったからといってあなたを責めるでしょうか?

もっというと、あなたと友達関係をやめようと思うでしょうか?

たぶん、そんなことで友達関係は崩れませんよね?

それは、あなたが心底ここのラーメン屋がおいしいと感じたので、友達にも伝えたいという気持ちがあったことを相手は感じるからです。

相手はあなたが思っているほど関心がない

多くのネットワーカーは自分のすすめたネットワークビジネスに相手が関心を持たなかったり、やらないと言われると「こんなすごいビジネスを紹介しているのにそれに気づかないなんてバカだ」くらいの勢いで相手を心の中で見下してしまいます。

逆のパターンで考えてください。

今までの生活や人生の中で自分の興味がなかったものをいきなり伝えられて火のつく人なんてごく稀です。

あなたが伝えられる方の立場ならどう考えるでしょう?

きっと、一旦は友人や知人が聞いてくれというから、聞く姿勢は見せるけど、そのビジネスをやるとまではいきなりたどり着かないと思います。

あなたと相手では温度差があるわけです。

相手にフォーカスを当てて伝えなければ、ネットワークビジネスにかかわらず相手に響くことはないのです。

ネットワークビジネスとねずみ講は似て非なるものである

何度も書きますが、まずあなたのやっているネットワークビジネスはねずみ講ではないということをしっかりと確信できるまで勉強しましょう。

人に伝えるのはそれからです。

そして、自分が儲かるために相手を誘うのはやめましょう。

私も含めてお金が欲しいと思うことは悪いことではないです。

もちろん、お金が目的でネットワークビジネスをはじめることも悪いことではありません。

しかし、相手に伝える場合は相手にとって有益な情報か、役に立つことができるかにフォーカスを当てましょう。

お金はそのあとについてきます。

お金は「価値創造の対価」です。

ありがとうの対価がお金なのです。それをきちんと理解したうえでネットワークビジネスに取り組めば、きっと良い結果に繋がると思います。

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